最近、見つけた動画ですが、チェロを弾きながらシューベルトのシンフォニーを指揮してます!!

ウィーンフィルの顔、お父さんもお祖父さんもウィーンフィルメンバーだったバルトロメイ先生(因みにお兄さんもウィーンフィル)。

私のスーパースターだった。

ヨーヨー マやロストロポーヴィッチも勿論好きだったけど、私の一番はチェロを始めて割りと早い時からバルトロメイだった。

彼のCDを収集し、学校でいかにバルトロメイが素敵なチェリストかを周りに宣伝してばかりいた。

理由は右手。

そのエレガントなボーイングは、耳を塞いで、見ているだけでも美音が聞こえてきそうで、私の憧れだった。

彼が来日し、リサイタルをやった時は、一番前の席で、右手に食い入るように見ていた。

彼のCDの写真を見ながら、いつの日か彼に習いたい、教わりたいと強く思っていた。

チャンスは唐突に、予想もしない形で訪れた。

桐朋卒業をひかえたある日、レッスンが終わると、毛利先生がおもむろにおっしゃった。

”バルトロメイの公開レッスン受けない?”

飛び上がりそうになった!

その後、自分がいかにバルトロメイに憧れているかを興奮しながら毛利先生に話し、失笑を受けながらも、頑張りますから是非受講させて下さいとお願いし、帰路ずっとバルトロメイ、バルトロメイと言いながら帰ったのを、今でも良く覚えている。

写真はサントリーホールで行われた、その公開レッスンの時のである。

さらにその年の夏、幸運にも受講生のキャンセルがでたおかげで、急遽彼が講師を務める講習に呼んでいただき、参加する事ができ、さらには正式に弟子入りし、ウィーンへと渡った。

5年彼の下で学んだが、先生の演奏は自由闊達でエレガントで、それでいて伝統をふまえた、言葉にはできない素晴らしさだった。

本当に幸せな時間であった。

ーフランツ バルトロメイ、この人は音楽の化身であり、首席チェロ奏者を務めているが、彼の真剣な弾きっぷり、そして、その音は、何か地上離れた所から発する神の声のようだ。
Die Wiener Philharmoniker より

フランツ バルトロメイ氏ホームページ